江埼灯台が1日限定で一般公開
明石海峡に面する、淡路島北部にある「江埼灯台」が2024年11月3日(日)に一般公開されます。
普段は遠巻きにしか見学できませんが、この日は灯台のすぐそばまで近づいてじっくり観察したり、中に入ってランプレンズや免震装置など貴重な機器を見学することができます。
一般公開は1日限定!この日を逃すと次は早くても1年後、なかなか開催されないイベントなので数年後になってしまうかも。※ここ最近は毎年開催になっています
駐車場やサイクルラックもありますので、ドライブやサイクリングのついでに是非寄ってみてください。
江埼灯台
今年2月に国の重要文化財にも指定された「江埼灯台」は、イギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により、1871年(明治4年)に建てられた、国内に現存する3番目に古い灯台です。
古い灯台ながら鉄球を使用した免震装置が備えられ、この免震装置は世界的に見ても最初期のものと考えられ大変貴重なんです。
また、明石海峡を行き交う船舶の近代海上交通史上価値が高いと評価され、今年2月に国の重要文化財に指定されました。
驚くことに今でも現役で稼働している灯台なんです。
野島断層
江埼灯台は標高40メートルの高台にあり、灯台までは駐車場のある江崎公園から180段ほどの長い階段を上がります。
階段を上がり始めるとすぐに階段がズレている場所があります。
ここには野島断層が通っていて、1995年(平成7年)の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)によって敷石が大きくズレました。
震災の爪痕として、断層を観察できる貴重な場所なので、行った際は是非確認してみてくださいね。
開催概要
開催日:2024年11月3日(日)
時間:10:00~15:00
場所:江埼灯台(江崎公園)
住所:兵庫県淡路市野島江崎
駐車場:あり
URL:神戸海上保安部 ホームページ