門崎(とざき)砲台で日本最大級ドーム型穹窖砲台が発見
建物の老朽化から建替え工事が行われている鳴門岬の「道の駅うずしお」。
建替え工事に伴い、地中に埋まる「門崎(とざき)砲台」の発掘調査が行われていましたが、大砲を囲むドーム型の構造物が見つかりました。
ドーム型の構造物は主にコンクリート製で、穹窖砲台と呼ばれる様式。穹窖(きゅうこう)とは、いわゆる洞窟のことで、敵から砲台が見えないように隠す役割があります。
今回発見された砲台跡は、奥行きが約14メートルあり、国内では最大級と言われています。
当時は屋根なしの様式が一般的で、その時代の穹窖砲台は珍しく貴重な存在だそうです。
発掘された砲台跡は老朽化が激しいことから、保存は難しく、残念ながら取り壊される予定とのこと。
※遺跡の解体と埋め戻しが予定されていましたが、一部保存する方針に変わったようです。(費用約8000万円の補正案を9月議会に提出)
現地説明会開催
2023年8月18日(金)19日(土)の2日間、調査結果の現地説明会が開催されます。
予約等は不要で、当日直接現地(道の駅うずしお跡)で参加できますが、来場者多数の場合は、整理券が発行されます。
来場者には、当日限定の御城印ポストカードのプレゼントもあるようです。
午前の部:10:00~12:00
午後の部:14:00~15:30
場所:道の駅うずしお跡
住所:兵庫県南あわじ市福良丙947−22
駐車場:約50台
URL:発掘調査現地説明会のお知らせ ※終了